【第5回】素人から始めるGoogle Analytics ~Googleタグマネージャって何?その1~

みなさん、こんにちは。
カベです。

いつも素人から始めるGoogle Analyticsを読んでくださっている方、ありがとうございます。
そうでない方、はじめまして。

前回はウェブマスターツールについて説明させていただきました。

今回はGoogleタグマネージャについてです!
(ちなみに「タグマネージャー」ではなく「タグマネージャ」が正式名称です)

知っておくと便利!Googleタグマネージャ

「そもそもタグマネージャって何?」っていう方も多いと思います。

webの制作に関わっていると、「タグ」って言葉を耳にする事は多いですよね。
特に広告を実施していたりするとリマーケティングタグとかコンバージョンタグとか……

媒体を複数にまたがって配信していたりすると混乱して
「ぬぁぁぁあぁああ!!」
ってなります。

でもGoogleタグマネージャがあればそれがとってもラクになります。
ざっくり言うと、

  • タグの一括管理ができる
  • イベントの設定ができる
  • アナリティクスの設定で簡単にできる箇所がある

というところでしょうか。

タグの一括管理

通常はそれぞれのページにひとつひとつ設置しなくてはなりません。

何ページあんねん……

規模が大きいサイトほど、気が遠くなりますよね。

Googleタグマネージャを利用すれば、この作業が劇的に改善されます。

何かというと、Googleタグマネージャのタグをあらかじめサイトの各ページに設置しておけば、Googleタグマネージャの管理画面でタグの追加や削除や変更が簡単にできるのです!

これだけでかなりの時間短縮になります。

Googleタグマネージャの導入

まずはアカウントを作成します。
GoogleAnalyticsと同じように、ひとつの会社やグループでひとつのアカウントで大丈夫です。
そしてコンテナを作成します。
これはGoogleAnalyticsでいうプロパティのようなものです。

コンテナが作成できたら、タグを登録します。

タグ名、タグの種類、トラッキングIDなどを埋めていきます。

右側にある「配信のルール」の登録も忘れずに!
(僕も忘れがち)
GoogleAnalyticsなら特別な場合を除いて、全ページに設置します。
ルールはある程度デフォルトで登録されているので、その中から選択します。
ルールを追加せずに保存してしまっても、後から追加できますのでご安心を。

タグ、ルールを登録し終わったら右上の「バージョンを作成」をクリックします。
これはいわゆるバックアップです。
左メニューの「バージョン」で管理できるので、以前のバージョンに戻すことも可能です。

また、前段で述べたようにサイト内にGoogleタグマネージャのタグをサイト内に設置する必要がありますので、こちらもお忘れなく!
左メニューの「管理」>「GTMのインストール」を選択するとトラッキングコードを取得できます。

ここまでできたら右上の「公開」をクリックします。
これで計測が可能になります!

Googleタグマネージャでサポートされていないタグ

Googleタグマネージャはすべてのタグを管理できるわけではありません。

●同期して読み込まれるタグ。
●ヘッダーとフッターにスニペットが設定されるタグ。この種のタグは gtm.load のイベント ベースのルールを使用して発行できますが(開発者向けドキュメントをご覧ください)、2 つのパートに分かれているタグは概して同期して読み込む必要があります。
●ソーシャル共有ウィジェットや広告配信タグなど、ページ内の構造と関連付けられているタグ。

Google タグマネージャでサポートしていないタグ

基本的にはGoogle AnaluticsやAdwordsなど、Google系のものは使用できます。
逆にYDNなどのYahoo系のものはサポートされていませんので要注意です。

おわりに

今回はここまで。
長くなってしまいましたが、実際やってみるとそんなに難しくないですよ。

次回はイベントトラッキングやその他のGoogle Analyticsに関する事についてご説明します。

では。

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