最近、LINEやFacebookで連絡を取るようになり、携帯電話の番号を忘れたという方もいるのではないだろうか。かくいう私もその1人である。
私を含めた「電話番号を教えなきゃいけないけど番号忘れた…」という方には朗報だ。
アメリカの携帯電話キャリアSprintが電話番号要らずの電話サービスという画期的なことを始めた。正確には電話番号が必要なのだが、このサービスではなんと文字列だけで電話することができる。その名も「**me(StarStar me)」。
StarStar Meは自分の電話番号に5〜9文字のニックネームなどを割り当てて、割り当てたニックネームを電話番号として使えるサービスだ。
言葉よりも、実際に番号を見てみるのが早いと思うので、早速Hivelocityの名前で番号を確認してみた。
Hivelocityの番号は**448356462となった。この登録さえ済めば、今後電話でこの番号は不要となる。**HIVELOINCと通話画面で打てば電話が可能だ。
現在はAndroidアプリでのみ可能だが、近日中にはiOSアプリもリリースされる。
Sprintはまだ詳細を明かしていないが、ソーシャルメディアとの連携が検討されている。ソーシャルメディアのアカウントさえ知っていれば、StarStar Meで電話ができるようになるのではないだろうか。現在はまだ、ニックネームを知っている人にしかかけることができないようだが、ソーシャルメディアとの連携ができるようになれば、相当利便性は上がるだろう。アドレス帳に載っている友人と、ソーシャルメディア上にいる友人、どちらの方が多いだろうか?
私は将来のアドレス帳の姿が、このStarStar Meであり、LINEであると思っている。現在あるようなアドレス帳は、やがて消え、ソーシャルに基盤が移行する。それに伴い、電話番号が忘れ去られて、名刺——スマートフォン上でやり取りされるようになるだろう——電話番号の代わりにニックネームが記載されるようになると思う。
番号という“データ”で人に連絡を取るのではなく、ニックネームという“愛称”で連絡を取れた方が、コミュニケーションの時代にふさわしい。
StarStar Meの詳細はこちらから。