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改善施策の効果がひとめでわかる。Google Analyticsのベータ版コホート分析が超便利!

Google Analyticsの [ユーザー] タブにコホート分析が追加されました。

cohort-google-analytics

この機能はベータ版で、ハイベロシティのサイトのプロパティには無く、他のプロパティにあったものなので、今のところ全プロパティで利用できるわけではないようです。

[追記 2月6日 21:30]:先ほどGoogle Analyticsを確認したところ、ハイベロシティのプロパティにもコホート分析が追加されていました。徐々に利用できるプロパティが増えているようです。

コホート分析とは?

そもそも、コホート分析とは何なのでしょうか?

簡単に言えば、特定の条件に当てはまるユーザーグループが、時間経過によってどのような行動取ったかを分析方法です。行った施策がサービスに与えた影響を視覚化するのでわかりやすく、改善に活かせます。

実はGoogle Analyticsでは、タブに追加される前でもセグメント機能を使い、csvファイルをダウンロードし、グラフ化することでコホート分析を行えました。効果を分析する方法として優れているのですが、手間がかかるのが難点でしたが、タブが追加されたことで、誰でも簡単に行えるようになりました。

コホート分析を使ってみよう

それでは、早速使ってみましょう。

Google Analyticsのユーザーグループは「獲得したユーザー」で固定されています。ユーザーとはユニークユーザーのことです。このユーザーグループに対し、指標としたものがどのように推移したかを表示します。

デフォルトの指標はユーザー維持率となっていて、訪問したユーザーが指定した期間内にどれくらい訪問したかを分析できます。リテンション分析とも呼ばれていますね。期間は日別、週別、月別から選択できて、最大3ヶ月分析できます。長期的な分析を行うには期間が短いですが、PDCAを短期間で回している会社にとっては十分ではないでしょうか。

折れ線グラフとカラーシートで分析結果が表示されます。ハイベロシティのウェブサイトのデータでは無いので、ぼかしを入れました。

cohort-google-analytics-2

「日1」と書いてあるのは「1日目」のことで、横にある日付から1日後のことです。つまり2015/01/27の日1は、2015/01/27にアクセスした人が2015/01/28もアクセスしたか否かを示しています。

シートを見ると26〜28日に多くのアクセスがあったようです。26日にアクセスしたユーザーの多くが、翌日もアクセスしています。26日に投稿したブログへ多くのアクセスがあり、28日に関連するブログを3日間に渡って投稿したためだと思われます。

この他にも普通のタブのようにセグメントを追加して、デバイスやトラフィック別の分析を行ったり、

cohort-mobile-google-analytics

指標を変えて別の視点から分析することもできます。

選択できる指標

選択できる指標にあるヘルプ項目(ハテナマーク)がわかりにくかったので、備忘録も兼ねた簡単な解説付きです。

  • ユーザーあたりのセッション:ユニークユーザー1人あたりのリピート率
  • ユーザーあたりのセッション継続時間:ユニークユーザーが期間内にサイトを閲覧した時間
  • ユーザーあたりのトランザクション:ユニークユーザーが期間内にサイトでアクションを起こした回数
  • ユーザーあたりのページビュー:ユニークユーザーが期間内に閲覧した平均ページ数
  • ユーザーあたりの収益:ユニークユーザーが期間内に行った購買活動の結果
  • ユーザーあたりの目標の完了数:ユニークユーザーが期間内にコンバージョンを行った数
  • セッション:訪問したユーザーが期間内にサイトを訪れた回数
  • セッション時間:訪問したユーザーが期間内にサイトに滞在した時間
  • トランザクション数:訪問したユーザーが期間内にコンバージョンを行った数
  • ページビュー数:訪問したユーザーが期間内に閲覧したページ数
  • ユーザー数:期間内にリピートしたユニークユーザー数
  • 収益:訪問したユーザーが期間内に行った購買活動の結果
  • 目標の完了数:訪問したユーザーが期間内に行ったコンバージョンの数
  • ユーザー維持率:訪問したユーザーのリピート率

最後に

全プロパティで利用できないのが非常に惜しい機能です。CTAのデザインや設置場所を変えた際のコンバージョン変化や、サイトデザインを変えたときの滞在時間の変化など、喉から手に出るほど欲しい!

Google Analyticsを使えばわかることですが、タブひとつでできれば非常に便利なので、ぜひとも全プロパティで使えるようにしてほしいですね。

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