みなさん、こんにちは。
webディレクターのカベです。
前回はGoogleタグマネージャについて説明させていだだきました。
今回はこれまでを踏まえて、分析結果を基にしたwebサイトの設計について書きます。
分析結果からwebサイトを設計する、すなわちリニューアルする際の設計です。
あくまでも僕の考えるものですのでご了承ください。
サイトのKPIを決める
KPI(重要業績評価指標)、要は目標となる指標を決めます。
例えばBtoCのサイトであれば、殆どのサイトにコンバージョンが存在すると思います。
ECサイトであれば売上金額や売上点数、コーポレートサイトであれば資料請求数などですね。
現状のコンバージョンやCVR(コンバージョンレート)から、「リニューアル後はこうしていこう!」というKPIを設定し、クライアントの目標値や要望を踏まえつつ逆算して設計を組み立てていきます。
webサイトは目標に到達するための手段のひとつであって、すべてではありません。
なので、webサイトの役割を決めることが重要だと思います。
ユーザーインサイトを考える
webサイトの役割を決めたら、ターゲットに対してどのように動いてもらいたいかを決めます。
もちろん最終的にはコンバージョンなんですが、ターゲットに反するユーザーからコンバージョンがあっても企業にとってはマイナスになりかねません。
そのためにユーザーインサイトを考えましょう。
誰がどの様に行動するか、ターゲットを絞り込みます。
そのために必要なのはユーザーの属性や流入経路、キーワードが挙げられます。
この辺にGoogleAnalyticsで既存の分析をしつつ、理想的なターゲットを作ってみましょう。
ユーザー属性
読んで字の如く、サイト訪問ユーザーの属性です。
男女の割合、デバイスの比率(PC、スマホ)、新規・リピーターの割合など
流入経路
流入チャネルです。
SEOでの流入が多いのか、広告経路での流入が多いのか
キーワード
SEOでの流入で、どのようなキーワードでの流入なのかを知る必要があります。
濃度の濃いユーザーはもちろん、薄いユーザーに対してもアプローチできているかを調べます。
例えば
例えば結婚式場のサイトをリニューアルしますよーっていう場合、最終的なコンバージョンはそのサイトからの式場予約がコンバージョンで、結婚式の売上がKPIとなるとします。
ユーザー属性はもちろん独身なので、20~30代の男女。
いろいろ他社との比較もあると思うので、調査目的が多く、スマホでサイトに訪問してPCでコンバージョンさせたい。
検討ユーザーも多いので、リピーターの比率も多い。
流入経路はSEOでの流入と広告流入が半々だけど、SEOでの流入をもっと増やしたい。
キーワードは「結婚」「結婚式」「料金」「地域」などでしょうか。
最近だと「スマ婚」なんてキーワードもあるでしょうね。
あとは「有名人」というキーワードがあったとします。
上記をまとめた場合、サイト構成は若いユーザー向けで、モバイルファーストなレスポンシブデザインで、結婚式の司会をやってくれた有名人のブログをやりましょう!って感じでクライアントに提案できると思います。(たぶん)
戦略的にはSEOの流入を増やしていきたいのであれば、ブログでページ数を増やしてサイトのテーマ性を上げていきつつ、テールワードでの流入も見込めるので濃度の濃くないユーザーに対してもアプローチできます。
弊社でも推奨しているインバウンドマーケティングにつながります。(←ステマ)
広告ではリスティングやリマーケティングが効果的になるでしょう。
最初はこんな感じで設計していき、ブラッシュアップしていく事になります。
まとめ
ものすごーく簡単にサイト設計について書かせてもらいました。
少しでもwebサイトの設計についてご興味を持たれた方は、ぜひぜひお問い合わせください。
これまで説明してきたwebサイトの分析についてもお気軽にどうぞ。
もちろん分析だけでも大丈夫ですよー。
ご相談頂ければ、もっと深くお話ができるかと思います。
次回はコンバージョンについて、もうちょっとお話したいと思います。(たぶん)
では。