ウェブサイトを運用しているみなさん、Twitterカードを導入していますか?
Twitterカードを導入すると、未導入時よりもウェブサイトをツイートした・された時の見栄えが良くなります。でも、それよりも見逃せない効果にTwitter Analyticsでの分析がより強力になるというメリットがあるんです。
Twitter Analyticsは特別な設定をしなくても、自分のアカウントでツイートしたものやフォロワーの分析ができます。ソーシャルメディアのパフォーマンスを知るには適したツールです。Twitterカードを導入すると、あなたのウェブサイトがTwitter上でどのように言及されたかまで分かるようになります。
論より証拠、早速Twitterカードを導入すると分かることを見ていきましょう。
Twitterカードを導入すると分かること
Twitter Analyticsを開き、Twitterカードの項目を開きます。
最初に期間中の概要が表示されます。この概要の数字は、あなたのウェブサイトのURLを含んだツイートのパフォーマンスです。あなたのアカウントだけでなく、Twitterユーザー全体の数字なので広範囲のパフォーマンスがひと目で分かります。
下にいくと、日付別にパフォーマンスが表示されます。ツイート数に大きな変化がなくともインプレッションとURLクリックが激しく変動している日がありますね。これは影響力のあるユーザーがツイートしたか、上手い煽りをつけてくれたのではないかと推測できます。詳細は別の項目で分かるので、後ほど見てみましょう。
さらに下にいけば、カードタイプ別のクリック率が表示されます。ハイベロシティではSummary Card with large imageのみの採用なので1つだけですが、複数採用しているサイトは複数のクリック率が表示されるので、最も良いパフォーマンスを出したものをデフォルトにしましょう。
さて、ここからがTwitter Analyticsのすごいところです。
その1. URLごとのパフォーマンス分析
URL別のパフォーマンスが分かります。ここから分かることは、Twitter向けコンテンツがどれか、ということ。特に見ておきたいのはTwitterで反応を得た過去記事です。
新しい記事をTwitterに投稿すると多くの反応が得られますが、過去記事は検索エンジンなどを経由して記事を見つけて、興味を持ったためにツイートをする場合がほとんど。検索エンジンとソーシャルメディアが複合した結果であり、両者の関係・成果を正しく認識するのに役立ちます。
そのコンテンツを分析することで、よりトラフィックが得られる記事を作成できるでしょう。次の5つをクリックすると、次に多くクリックされた記事が並びます。
ツイートを開くと、そのページのURLを含んだツイートが表示されます。フォロワー数、時間帯などはこの画面から知ることはできないものの、コンテンツに興味を持った人がどのように思ったか言及していることもあるため、今後の参考にできます。なお、URLクリック順に並んでいるようです。
その2. 多くのユーザーをサイトに誘導してくれたユーザーを見つける
ウェブサイトのURLを含むツイートをしてくれたユーザーの中から、最も多くURLをクリックされたユーザーがプロフィール付きで並びます。
URL/インプレッションが大きければ大きいほど、その人のツイートがフォロワーにとって興味深かったということになります。例えば1位の人は65/846(7%)ですが、2位の人は63/621(10%)で、後者のフォロワーの方がコンテンツに興味を示したと言えます。数字だけ見れば、2位の人の方が私達のインフルエンサーとして適切だと判断できます。
さらに「ツイートを見る」をクリックすると、その人がツイートした全文を読むことができます。「おっ」と思った人がいたら、ツイートを見てみましょう。内容も考察が深かったり、好意的な内容なら、フォローすることをオススメします。
その3. 反響が大きかったツイートを見つける
この項目では、クリックが多かったツイートを個別に見ることができます。横のアドバイスにもあるように、反応が良かったツイートをRTすると、さらにトラフィックを増やせるかもしれません。
その4. ツイートしたクライアントは何か
ソースでは、どのクライアントから投稿されたかが分かります。この項目を重視する必要は無いと考えていますが、インフルエンサーがどの端末からツイートをしているか、どんなタイミング(例:通勤時間)でツイートしているかを考察するきっかけになります。
最後に
自分のアカウントのパフォーマンスを計測できるTwitter Analyticsで、Twitter上のサイトパフォーマンスが計測できるようになれば、Google Analyticsよりも便利に活用できます。
Hootsuiteなどのソーシャルメディアマネージメントツールを活用していない方が、Twitterのパフォーマンスを分析するのにオススメです!