みなさん、こんにちは。
WEBディレクターのカベです。
前回は僕達の考えるwebサイトのコンバージョンについてお話させていただきました。
今回はPDCAを活かす為のアクセス解析のお話です!
Google AnalyticsはPDCAを回す上で大事なツールのひとつなので、キチンと活用しましょう。
「PDCA」とは
まず、そもそも「PDCA」ってなんぞ??という方へ。
PDCAとは「Plan」「Do」「Check」「Action」の頭文字を取ったものです。
- Plan → 計画
- Do → 実行
- Check → 確認
- Action → 修正・改善
改善施策は、これを繰り返すことです。
計画して、実行して、効果を確認して、そこから改善を行って、次の手を計画して……このように、ひたすらPDCAPDCAPDCAと回していくんですね。
なので「PDCAサイクル」と言われることもあります。
お仕事で何か施策を講じる場合、PDCAを回すことを前提にして行わないと、やりっぱなしになってしまいます。
自転車も1回車輪を回しただけじゃどこへも行けませんよね。目的地へ行くには、到達するまで回し続けなきゃいけません。それと同じことです。
施策に対して「何が良かったのか」「何が悪かったのか」「どこを伸ばせば良いのか」「何を改善するべきなのか」など、これらを元に次の施策を練る「Plan」を考えるワケですね。
PDCAを回すために
ただ闇雲に施策を打って、確認をするだけではPDCAを回すことはできません。
PDCAを回すための準備が必要になります。
そこでGoogle Analyticsを使うんですね。
目標を設定する
まずは目標を決めないといけません。
例として、webサイトから資料請求フォームで資料を請求してもらうというのをコンバージョンとした場合で見てみましょう。
資料を請求してもらうのがコンバージョンになるので、資料請求フォームの完了ページを「目標」に設定しましょう。
これでコンバージョンがどれだけ獲得できたかが計測できるようになります。
また、フォーム内の離脱率などを計測する為に、「目標到達プロセス」も併せて設定しましょうね。
チャネルを計測する
どのようなチャネルから流入しているか、しっかり計測できるように設定しましょう。
「設定なんているの?(´Д`)」
という方もいるかもしれませんが、必要です!
勝手にすべてを判別してくれるワケではありませんよ!
(僕も最初は勝手にやってくれてると思ってました)
特に有料広告(リスティング、アフィリエイト、ディスプレイ広告など)を利用している場合、適切なチャネルに振り分けられるように設定しなくてはいけません。
これはGoogle Analytics側で設定するのではなく、URLにパラメータを付与して設定を行います。
Google URL生成ツール
こちらの「キャンペーンのメディア」という入力欄に適切なメディアを入力してあげないと、せっかくお金を払って広告を出していてもキチンと計測ができません。
要するに、広告のPDCAを回せないのです。
Google Analyticsで判別させる為のメディア(utm_medium)の値
Paid Search…「cpc」「ppc」「paidsearch」
Display…「display」「cpm」「banner」
(Others)…「cpv」「cpa」「cpp」「content-text」「affiliate」
Social…「social」「social-network」「social-media」「sm」「social network」「social media」
Email…「email」
Socialは主要なSNSサイトは自動で判別してくれますが、Twitterの派生サイトなどは「Referral」に入ってしまいます。
ちゃんと設定しましょうね。
イベントトラッキングを設定する
クリックなどのイベントを計測するために、イベントトラッキングを設定します。
ページ内でテキストリンクやボタンがクリックされているか等を計測します。
イベントトラッキングの設定方法は以前に紹介しているので、こちらを参考にしてください。
この設定をすることで、ページ内のボタンが適切にクリックされているかを確認します。
また、個人的にはページ下部のボタンなどにも設定をしておいて、ページの上下でどれくらいクリックが違うかを計測したりしています。
Google Analyticsにはヒートマップ機能がないので、ヒートマップの代わりみたいな感じですかね。
ここまで設定できれば、ある程度はアクセス解析・サイト分析に活用できると思います。
アクセス解析・サイト分析
アクセス解析・サイト分析はPDCAでいうところの「C」ですよね。
- どこから流入しているのか
- どれくらい流入しているのか
- どれくらいコンバージョンしているのか
- 意図した導線を辿っているか
- どこで離脱しているのか
などをCheckして、Action(サイトの改善)をしていきます。
例えば、コンバージョンにつながりやすいアシストコンテンツの流入が多くない場合、
- アシストコンテンツがどのページから流入しているのか
- Organic Searchで直接ランディングしているか
- TOPページ等に適切なリンクが設置されているか
- アシストコンテンツページがわかりやすい内容になっているか
この辺をCheckします。
またLP(ランディングページ)などは、ABテストをすると改善箇所が見つかりやすくなります。
Check・Actionをしながら、次のPlanを練っていきます。
どんどんPDCAを回していく感じですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は一部分ですが、PDCAを回すためのGoogle Analyticsの活用を紹介させていただきました。