iPad miniと第四世代iPadは11月2日から販売が開始された。New iPadは3日間で販売台数150万台という驚異的な数字だったが、今回それを塗り替える300万台を記録した。
iPad miniと第四世代iPadを合わせた台数ではあるが、半分で割ってもNew iPadと同じ台数を売り上げている。
参考までに、Nexus 7は1ヶ月で100万台だという。わずか3日間で、その3倍の数字を叩き出したiPadがどれだけの人気か分かるだろう。
“At the beginning, it was, for instance, 500K units a month, then maybe 600, 700K. This latest month, it was close to 1 million,” Asustek Chief Financial Officer David Chang told The Wall Street Journal.
Asustek: Nexus 7 Sales Approaching 1 million a Month—Wall Street Journal
プレスリリースの中で、AppleのCEO、ティム・クック氏はこのように語っている。
「新しいiPad miniと第4世代iPadは、世界中のお客様から愛されています。私たちは新たに販売開始した製品の初めての週末で販売台数の新たな記録を打ち立てましたが、iPad miniについては実際に売り切れてしまいました。この素晴らしい需要に素早くお応えすべく、私たちは生産台数を増やすよう努力しています」
なんと、iPad miniが途中で売り切れた状態で300万台を販売していたらしい。これで売り切れていなかったら、どれくらいまで台数が伸びていたのかと考えると末恐ろしい。
また、アスキーによると、日本でiPad miniは初代iPadと比べて1.3倍売れたという。一方で、第四世代iPadは1/3程度だった。
BCNが日本全国の主要販売店を対象に行なった調査によると、発売3日間におけるiPad miniの販売台数は、2010年5月に発売となった初代iPadの販売台数を100とした場合と比べて「131」となり、実に1.3倍に達していることが分かった。
これは2011年4月に発売となったiPad 2の「142」に次ぐものとなっている。
一方で、iPad miniと同日発売となったiPad Retinaディスプレイモデルは、初代iPadの販売台数に対して、「37」と大きく下回ったが、これはやはりiPad miniに購入が流れたためだといっていい。
これは日本の例だが、他国でもそうだったのだろうか?
もしそうだとするなら、今後のタブレットは7インチが主流となる可能性がある。実はAppleが行う脱ジョブズ、その第一歩がiPad miniになるかもしれない。