Webで本来のマーケティングへ「Get Started to fit your Web Marketing」

マーケティングの泰斗である、レビット、コトラー、ドラッカーの各先生方は「マーケティングとは顧客の創造であり、そして事業そのものである。」と教えています。ということはWebマーケティングとは、Web上で顧客の創造と事業そのものを実践するということになります。

Webマーケティングは、インターネット上のワールドワイドウェブ（World Wide Web）というシステムで実践されるマーケティングです。

Webマーケティングの前に、インターネットのことで必ず理解しておくべき重要なことがあります。それはエンドツーエンド（End to End）の原理です。

エンドツーエンドの原理とは、通信の両端でつながっているもの同士がどうやりとりをするかについて、間に入っている存在がまったくコントロールできないようになっているということです。

スタンフォード大学の法学者ローレンス・レッシグ教授は、
「このエンドツーエンドという設計は、新しいアイデアを持つ人が、ネットワーク所有者の見解に左右されることなくそのアイデアを売り出せることを保証する」
と述べ、この自由を積極的に守って行かなければならないと主張しています*1。

このエンドツーエンドの原理が、私達の環境に決定的な影響を与えました。

つまりエンドツーエンドの原理により、間に入って管理したり、何もせずに中抜きする連中は存在できなくなったのです。これが「情報流通における代理業や中間搾取業の終わりのはじまり」ということです。

Webマーケティングも、このエンドツーエンドの原理のもとに成り立っています。

ワールドワイドウェブとは、インターネット上で文書を閲覧したり画像や音声を埋め込んだり文書同士をつなげたりすることができるシステムのことで、サイトやBlogやコンテンツ、アプリケーションなどを使ってエンドツーエンドでつながることができます。

このワールドワイドウェブ上で実践されるマーケティングがWebマーケティングです。

つまり、両端に存在する企業と顧客が直接つながって間に介在するものが何もなく、顧客の意思や行動とそのまま直接つながることができるようになったのです。

旧来のマーケティング（ほぼ販促といっても良いでしょうが）では、企業が情報を発信する場合には、どこに出稿したらよいかという場所の選択で、広告業者も「枠」に価値を付けていました。

しかし、エンドツーエンドでコミュニケーションできるWebマーケティングは、顧客の「意志や行動」そのものに価値が移りました。

つまり、マーケティングはWebの登場で、その本質である「顧客の創造」に立ち還ることになったのです。

*1「コモンズ」ローレンス・レッシグ著

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