今まで、Google+ページの作り方や、Google+を企業が使うための基礎知識について見てきました。今回はGoogle+を使って得られるメリットについて解説したいと思います。
前回メリットのひとつとして、Google+ダイレクトコネクトをあげました。しかし、Google+のメリットはそれだけではありません。
Google+を始めるべき2つの理由
私が特に大きいと思うメリットは2つです。
1, Search plus Your World
これはGoogleが「ここ数年で最も大きな検索の進化」とする機能です。まずは、こちらの動画をご覧ください。
雰囲気はわかってもらえたでしょうか? 今までGoogleに足りなかったソーシャルの力を、検索結果に反映させています。要はGoogle+で繋がっている友だちの投稿などによって、検索結果が変化するということです。
Googleの公式ブログで特に強調されている点は3つです。1,個人に特化された検索結果、2,プロフィール検索の反映、3,関連するGoogle+ページや人の結果表示。
Personal Results, which enable you to find information just for you, such as Google+ photos and posts—both your own and those shared specifically with you, that only you will be able to see on your results page;
Profiles in Search, both in autocomplete and results, which enable you to immediately find people you’re close to or might be interested in following; and,
People and Pages, which help you find people profiles and Google+ pages related to a specific topic or area of interest, and enable you to follow them with just a few clicks. Because behind most every query is a community.
特に大きな効果が得られるのは、個人向け検索結果に表示される画像でしょう。地域や製品について、Google+でフォローしている人が画像投稿したものについて、画像付きの検索結果が出るようになります。
パンダアップデートによってスパム的なSEOは排除されました。すでに人々の評価が、Google検索の結果に繋がっています。Search plus Your Worldが導入された場合、今まで以上に人々の評価(≒Google+上での評価)がSEOの鍵となるでしょう。また、多くの人の検索結果に表示させるためには、多くの人のサークルに追加してもらう必要があるため、Google+上で提供するコンテンツも重要となります。
まだ日本にはリリースされていませんが、英語版は全てのユーザーに向けてリリースされているようです。多くの人は年内に日本でも始まると予想していましたが、なかなか予兆が見えません。しかし、今ならばチャンスがあります。それほど多くの企業がGoogle+をやっているわけではないので、今のうちにGoogle+を初めて、多くのフォロワーを集めれば、来るべき日に備えることができるでしょう。
Google+ローカル
Googleプレイスは以前からあった機能ですが、GoogleプレイスがGoogle+ローカルに統合されました。Google+ローカルで表示できることは5つあります。
サークル、過去のクチコミ、現在地に基づいておすすめのお店や場所を表示する
お気に入りのお店や場所のクチコミや写真を一般公開する
お店や場所に関するユーザーのクチコミをまとめた Zagat の概要情報を読む
お店の地域の Google+ ページでクチコミ、写真、投稿、その他の役立つ情報を確認する
信頼できる知り合いからのクチコミを検索結果で強調表示する
Google+上のフォロワーがクチコミしていたり、現在地に基づいてプレイスを表示するようになります。現在地を参考に結果を出してくれるので、訪れてくれる可能性は高くなるでしょう。
また、この結果はGoogle+ページにリンクされていて、ファンになり、再び訪れるというサイクルも作れるので、積極的に活用していった方がよいと思います。
しつこいようですが、Google+のサークル追加は長い目で見るべきものです。なので、これらのサービスが一般的に普及してから初めても遅いと考えます。早いうちにGoogle+ページを開設し、運営していく方が得策でしょう。
次回は日本企業でGoogle+を活用している企業を見ていきましょう。