本日2012年11月22日、MixiとDeNAがソーシャルゲーム事業の業務提携を発表しました。
この提携によって、Mixiが展開している『Mixiゲーム』と、DeNAが展開する『Mobage』の両プラットフォームに対して、ソーシャルゲームを提供できるようになりました。
ゲームを開発するときに今まで別々だった開発基盤を、共通の開発基盤にすることで、ソーシャルゲームディベロッパーが少ない開発工程でMixiとMobageへゲームをリリースすることができるようになります。ただし、ユーザーの相互提携は行わないようです。
※Mixiのプレスリリースより
また、両社のプレスリリースでは、MixiユーザーはMobageのソーシャルゲームをプレイできるようになるメリットと、Mobageのディベロッパーは少ない労力でMixiへソーシャルゲームを提供できるようになることを触れています。これにより効率よく2つのプラットフォームにゲームを提供できるようになり、ソーシャルゲームディベロッパーの収益に貢献するのではないでしょうか。
スマートフォン月間利用者800万人以上のSNS『mixi』を運営しコミュニケーションサービスに強みを持つミクシィと、有効会員数4,500万人以上のソーシャルゲームプラットフォーム『Mobage』を運営し、ソーシャルゲーム開発・運営ノウハウなどゲームサービスに強みを持つDeNAが業務提携を行うことで、mixiユーザーに対し、より多くの魅力的なソーシャルゲームを提供することが可能となります。
なお、リニューアル後の「mixiゲーム」スマートフォン版の開発基盤は、DeNAが提供している『Mobage』と共通化され、ゲームデベロッパーは、『mixi』と『Mobage』の両プラットフォームにゲームを容易に提供することが可能となります。ミクシィは、この度のDeNAとの提携により、「mixiゲーム」において魅力的なソーシャルゲームのタイトルを拡充していきます。DeNAは、少工数で『Mobage』及び『mixi』の両方にソーシャルゲームを展開できる環境を構築することで、ゲームデベロッパーの利便性の向上をより一層図っていきます。
Mixiのプレスリリースより
プレスリリースに掲載されているMixiとMobageの利用者数を合わせると、5000万人を超えるソーシャルゲームプラットフォームになります。国内のソーシャルゲームプラットフォームとしては最大規模となるのではないでしょうか。
ちなみに世界規模になると、Greeが2億3千万人のユーザーを抱えています。
具体的にはグリー開発の日本語プラットフォームと、グリーが昨年4月に1億400万ドルで買収したソーシャルゲームネットワークOpenFeintが開発した英語のプラットフォームを統合させ、全世界に向けて主に無料ソーシャルゲームを提供するオンラインコミュニティーを構築する計画。両プラットフォームのユーザー数を合わせると、現時点でも2億3000万人以上の巨大ゲームコミュニティになる。
国内ではMobage+MixiがGreeを上回っていると思いますが、国内を基盤にした、世界での争いが注目されます。