みなさんは何かを購入するときに、他のユーザーのレビューを参考にしますか? 私はAmazonなどで物を買うか迷ったときに、ひとまずレビューを読んで決めています。
でも、匿名のレビューはちょっと信用し難いですよね。今までGoogle Playストアはレビューを匿名で投稿することができました。しかし、今日の変更でレビューを投稿するには、Google+アカウントが必須となりました。SNSのアカウントと紐づけることで、レビューの信頼性をあげることになるでしょう。
レビューを投稿する際にGoogle+アカウントで使っている名前と、アイコン画像がリンクされて一般公開されることを確認されます。
ちなみに、従来のレビュー投稿はGoogleユーザーと表示されています。
現在、Google PlayレビューとGoogle+アカウントを紐づけているのはWeb版だけで、モバイルには適用されていないようです。
この紐づけによって、『このレビューはこんな人が書いている』というのがわかるようになります。読み手からすればレビューに対する信頼性に繋がります。書き手にしても自分がどんな人間か知られるので、レビューの質を高めるように努力をするでしょう。
一方で、匿名性が無くなることで、レビューの投稿が少なくなるという可能性は考えられます。一般的に、日本のインターネットユーザーは匿名を好むと言われているためです。2008年のデータなので、ちょっと古いですが、こんなデータもあります。
インターネット上の CGM(ブログ・SNS サイト)を公開しようとする場合のユーザの選択行動の選好は、「ハンドルネームでの公開」を選択する者が最も多く(52.5%)、「実名での公開」は僅か 2.5%に過ぎなかった。
ただ、実名制SNSのFacebookユーザーが1600万人を超えたということを考えると、最近はその傾向も薄れたかもしれません。
日本の推定ユーザー数は、2012年10月6日の前回調査から約14万人増の1635万人でアジアで5位だった。
みなさんはレビューを書くとき、実名を出すことに抵抗はありますか? もし抵抗が薄ければ、この紐づけは成功して、Google Playがさらに活発になるきっかけになるかもしれません。