楽天が実店舗に向けて専用カードリーダーを用いたカード決済サービス『楽天スマートペイ』の提供を開始しました。iOS・Androidのスマートデバイスに専用カードリーダーを取り付け、カード決済ができるようになるサービスです。
本日からスマートペイの専用カードリーダーの販売と、加盟店登録の受け付けを始めています。
楽天スマートペイ:http://smartpay.rakuten.co.jp/
楽天スマートペイ
スマートペイは3ステップで利用可能になります。
1, 加盟店登録申し込み
加盟店登録に申し込み、審査を受けます。審査の際には免許証や保険証などの本人確認資料が必要になります。また、法人の場合は別途に登記簿謄本が必要です。
2, 専用カードリーダーの購入
審査を通過次第、専用カードリーダーを2980円で購入します。
3, アプリをダウンロードする
スマートペイを利用するためのスマートデバイス用アプリをダウンロードします。
以上のステップで、利用する環境が整います。
楽天らしく、楽天銀行を利用する場合は振込手数料が無料になり、またカード決済の最短で翌日に振り込まれるそうです。決済手数料は4.9%で、Paypal Hereの5%をわずかに下回っています。
もうひとつ、Paypal Hereとの差別化として、対応端末の多さがあげられます。Paypal Hereは現状iPhoneとiPadのみに対応していますが、スマートペイはiPhoneとAndroid合わせて35機種に対応しています。Androidのシェアが増えていくなかで、スマートペイの大きな優位となるのではないでしょうか。
楽天はカードリーダーの販売や決済インフラ、カードや銀行の全てを持っています。そこでもPaypal Hereとの差異が出てきそうですね。
Paypal Hereの天下と思われていたカードリーダーのカード決済市場に乗り込んだ楽天が、今後どのように動いていくのか注目です!