みなさんはスマートフォンからTwitterに画像を投稿するとき、何のアプリを使っていますか？
Twitterの公式アプリについている画像アップロード機能を利用する方や、サードパーティーアプリでTwitpicなどにアップロードする方などがいらっしゃるかと思います。
また、一方で他のソーシャルメディア経由で投稿している方も多いのではないでしょうか？ たとえば、InstagramやPathなどです。
そのInstagramの画像が、Twitter内で表示されなくなったようです。
Twitterがブログで言及したところでは、InstagramがTwitterとの連携を打ち切り、今後ツイートやフォトギャラリーにInstagramの画像が表示されないようになるとのこと。
Instagram has disabled photo integration with Twitter. As a result, photos are no longer appearing in Tweets or user photo galleries.
While tweeting links to Instagram photos is still possible, you can no longer view the photos on Twitter, as was previously the case.
Instagramの投稿は他のSNS(Facebook、Tumblr、Flickerなど)にも共有できますが、Twitter以外では従来通り画像が表示されるそうです。
Instagramの投稿はTwitterの他、Facebook（Instagramの親会社）、Tumblr、Flickr、ミクシィなどで共有でき、Twitter以外のサービスでは従来通り画像は表示できる。
ちなみに、Twitterのリンク付きツイートのうち、36％は画像で、そのなかの15％がInstagramだそうです。単純計算で、5.4%がInstagramというわけですね。
Is the Status Update Dead? 36% of Tweets Are Photos [Infographic]：http://socialtimes.com/is-the-status-update-dead-36-of-tweets-are-photos-infographic_b103245
また、Instagramの共同ファウンダー、Kevin Systrom氏はこの対応を、Instagramへのトラフィックを増やすための措置だとしています。
Instagramの親会社はFacebookなので、ライバルのTwitterからユーザーを自社サービスに集めたいのでしょう(アクティブユーザー数はおよそ5倍の開きがありますが…)。
Instagramの共同ファウンダー、Kevin Systromはパリで開催されたLeWebカンファレンスで「この措置は〔Instagramがオープンした〕われわれのウェブサイトへのトラフィックを増やすためだ」と述べた。
Instagramの写真がTwitterストリーム内にまったく表示されないが？〔Update：Instagramが確認〕—Techcrunch
一方で、TwitterがInstagramのような画像フィルター機能をTwitter公式アプリに追加するとの噂もあります。
Twitter Aims to Release Photo Filters in Time for the Holidays：http://allthingsd.com/20121208/twitter-aims-to-release-photo-filters-in-time-for-the-holidays/
Instagramの後ろにはFacebookがありますので、実質的にはTwitterとFacebookの争いと言えます。今後両者の画像サービスは競争を通じて上質なものになっていくのではないでしょうか。
それにしても、最近GoogleがSnapseedのiOS版を無料にしたり、Android版をリリースしたりと、画像サービスの争いは加熱していますね。
文字よりも視覚に訴えやすく、かつ動画よりも手軽であるのは大きな利点です。画像サービスの覇者がウェブサービスを支配するのかもしれませんね。
