Facebookが行っていたユーザー投票が11日午前5時に終了しました。
今回、投票を行った理由は、『サイトガバナンスのプロセス』、『系列会社との情報共有』、『コンテンツの所有権』、『プライバシーの管理』、『広告のポリシー』に変更を加えるためです。
アクティブユーザーのうち30%が投票を行えば結果がFacebookに対して拘束力を持ち、30%未満の場合はFacebookへの勧告となります。
Facebookの月間アクティブユーザーは約10億人なので、3億人が投票していれば、結果が拘束力を持つことになります。
「アクティブな登録ユーザー」とは、過去30日以内にFacebookに1回以上ログインした人を意味します。
Facebookが利用規約とポリシー改定案に対してユーザー投票を実施:https://www.hivelocity.co.jp/blog/8802
投票結果ですが、総投票数66万8872、そのうち賛成票7万9731、反対票58万9141でした。
拘束力を持つ3億票には遠く及ばず、この投票結果は勧告ということになります。
Techcrunchは、Facebookがこの結果をふまえ、明日にも利用規約とデータ利用ポリシーの改訂版を発行するのではないかとしています。
Facebookはおそらく明日、この投票結果および同サービスの利用規約とデータ利用ポリシーの改訂版が発効することを発表する。
今後、Facebookではユーザー投票が無くなり、最高プライバシー責任者との対話形式でガバナンス改訂を行うことになります。また、系列会社(主にInstagram)とユーザーの情報共有が行えるようになります。
多くの人が今後収益化のためにInstagramが広告を導入すると予測していますが、FacebookアカウントのデータをInstagramと共有することで、効果的な広告が配信されるのではないでしょうか。
ただ、総ユーザー数から見れば微々たるものですが、投票の中では反対が圧倒的だったというのも事実です。この結果をFacebookがどう捉えていくのか、気になりますね。