Webマーケティングは、しくみ、つながり、コンテンツの3つの資産を活かして、事業つまり顧客の創造に励むことです。それでは、みなさんのWebマーケティングで築き上げた資産の顧客創造のレベルはどれくらいなのでしょうか?
そんなことがわかるのかって?わかるんです、それも客観的かつ科学的に。
3つの資産の反映
Webマーケティングには、全体と部分の両方にフォーカスを合わせる必要があります。まず、全体の構想にかかわるしくみ資産と部分の施策に関連するつながり資産とコンテンツ資産のそれぞれの要素を見てみましょう。
しくみ資産が反映するものは、
・目標設定(売上、ブランド評価)
・現状把握(市場、自社、競合)
・シナリオ(商品、サービス)
・想定効果(KGI、KSF、KPI)
・ロードマップ(施策、予算)
などがあります。つながり資産が反映するものは、
・ソーシャルメディア(Facebook、Twitter)
・トラフィック(SEO、ソーシャルプラグイン)
・広告(Facebook広告、PPC広告)
・メールマガジン
などがあります。コンテンツ資産が反映するものは、
・オウンドメディア(自社サイト、自社コミュニティ、ECサイト)
・コンテンツとブログ
・アプリケーション(PC、モバイル)
・クリエイティブ
があります。
この3つの資産が有機的に結びついて稼働することにより、優れた顧客の創造効果を生み出します。
この3つの資産をチャートにすると下記のようになります。
つながり資産はSEOとソーシャルメディアに特化し、コンテンツ資産ではブログやコンテンツに特化して顧客を創造しようというしくみ資産がインバウンドマーケティングと呼ばれています。
また、つながり資産をソーシャルメディアに特化して、自社のサイトやコンテンツと連動するのがソーシャルメディアマーケティングです。
Webマーケティングのプロジェクトで確認された課題に合わせて、どのようなしくみ、つながり、コンテンツを構築するのがよいかこのようなチャートを基に構想します。
資産評価の基準
では、すでに貴社がWebマーケティングで築き上げた資産はどれくらいの成果を生み出せるレベルにあるのでしょうか?また、これから起業する貴社は、資産構築のためにはどのような視点で構想を練ればよいのでしょうか?
Webマーケティングの資産も、資産というかぎり数値化して指標として把握でする必要があります。つながり資産は、Google AnalyticsやGoogle Web Master Tool、Facebookページインサイトで数値化することができますがそれだけでは施策部分の把握だけになり充分ではありません。
コンテンツ資産としてSEOに大きく影響する、Googleにどれだけインデックスされているのか、検索表示されやすいキーワードがコンテンツに設定されているか、主要なサイトからどれくらいの数のリンクが貼られているのか、そして何よりも大切なのは、Webマーケティングの資産すべてが顧客を創造するしくみになっているのかどうかを客観的事実として認識することが大切です。
彼を知り己を知れば、百戦して殆うからず
では、Webマーケティングの資産を客観的に把握することなどできるのでしょうか、それができるのです。
Webマーケティングの資産レベルを判定するサイト
websitegrader.com
です。
websitegrader.comにアクセスして貴社のサイトのアドレスを入力してください。そうすると、貴社のWebマーケティングのグレードが数値で表すことができます。
たとえば、某米国大手企業のURLを入れてみると…
85という数字がWebマーケティングのグレードを表していて、100満点中85点なので高得点です。
websitegrader.comの評価には様々な指数が表示されます。
最新のブログ記事がどれくらいTwitterやFacebookで伝播されているのかという数字がわかります。この他にもTwitterのフォローは約550万でFacebookページは1200万人近いファンを獲得しているなど、つながり資産の大きさが把握できます。
下記のように、どのような主要サイトからリンクされているのかも一瞬で表示されます。
やっぱりこの某企業はAppleをはじめ錚々たるサイトからリンクされているのがわかります。この他にも627万におよぶサイトからリンクされているというデータも表記されています。
この他にもGoogleのサーチエンジンにインデックスされているページの数やSEOに必須のタグが入っているかどうかなど、Webマーケティングに必要な施策が施されているかどうか、顧客を獲得できるしくみになっているかどうかの判定を実際の数値データを使って行なっています。
最初に表示されている85点というグレードは、これらの評価指数を組み合わせて算出しています。つまり、この点数が高いほど顧客を創造できる可能性が高いしくみ資産を構築しているということです。
貴社自身のURLを入力して現状のWebマーケティング資産価値を把握し、ライバルや目標とする企業のURLを入力して彼らの資産価値を知りましょう。そうすれば、必然的に自らが何をすべきかがわかります。
つながり資産が弱い場合にはSEOやソーシャルメディアの強化、コンテンツ資産が弱い場合には、インデックス数を増やすための施策、サイトマップの登録、良質なコンテンツを数多くつくりだすためのしくみを確立すること。
そして何よりも大切なのは、貴社の商品やサービスやブランドに合った一貫した顧客創造のしくみ資産が全体として構想されていることなのです。
-
Get Started to fit your Web Marketingの詳細はこちら
- ある、絶対にあるはず!!「Get Started to fit your Web Marketing」
- Webマーケティングとは何か?「Get Started to fit your Web Marketing」
- Webで本来のマーケティングへ「Get Started to fit your Web Marketing」
- 流動化と顕在化「Get Started to fit your Web Marketing」
- Webマーケティングで資産化する「Get Started to fit your Web Marketing」
- 資産化の有効性「Get Started to fit your Web Marketing」
- Webマーケティングは販促キャンペーンではありません「Get Started to fit your Web Marketing」
- Webマーケティングの資産は、物と心を大切に「Get Started to fit your Web Marketing」
- Webマーケティングは街づくりとおなじです「Get Started to fit your Web Marketing」
- 貴社だけの経済共同体「Get Started to fit your Web Marketing」
- 成果を出すプロジェクト「Get Started to fit your Web Marketing」
- 貴社のWebマーケティング資産は何点?「Get Started to fit your Web Marketing」
- マーケティンググレードを上げよう!「Get Started to fit your Web Marketing」
- アトムとビットのWebマーケティング「Get Started to fit your Web Marketing」
- Webマーケティングはコミュニティコマースからアクチュアライズドマーケティングへ「Get Started to fit your Web Marketing」