スマートフォンによるサイト訪問が増えるなかで、サイト運営者が気にするのはスマートフォンでのサイト表示ではないでしょうか。
Bryson Meunier氏の調査によれば、スマートフォンのサイト表示は、Googleの検索ランキングに影響を与える可能性が高いとのことです。
その調査内容を見ていきましょう。
1. モバイルコンテンツはGoogleのトラフィックと高い相関関係がある
ウェブサイトへの来訪は、Google検索が大きなウェイトを占めているというのは周知の事実です。スマートフォンでも同様のことが起きています。
Appleなどいくつかの大手ウェブサイトではスマートフォン用のサイト構築が出来ていません。しかし89%のウェブサイトでは、モバイルURL、動的配信、レスポンシブ・デザインなどの方法でスマートフォン用のサイト構築をしています。
Googleは時折、スマートフォンで表示不可のサイトを検索上位に出します。しかし、多くの場合はスマートフォンで良いユーザー体験が出来るサイトを上位に出します。
2. Switchboard Tagsはまだ多くのサイトで使われていない
Googleは、モバイルURLを用意して、スマートフォンでモバイル用ページを表示させたい場合は、Switchboard Tagsを利用することを推奨しています。
しかし、多くのサイトはSwitchboard Tagsを利用していません。
(追記)ただ、GoogleはモバイルURLの利用についてはあまり積極的ではありません。PCであっても、スマートフォンであっても、同一のURLを利用できるレスポンシブ・デザインを推奨しています。特別な理由が無い限り、レスポンシブ・デザインでウェブサイトを構築した方が良いと思われます。
Sites that use responsive web design, i.e. sites that serve all devices on the same set of URLs, with each URL serving the same HTML to all devices and using just CSS to change how the page is rendered on the device. This is Google’s recommended configuration.
Building Smartphone-Optimized Websites(Google Developers):https://developers.google.com/webmasters/smartphone-sites/details
3. 多くのサイトはモバイルURLを利用している
前年と比較して、モバイルURLは減少し、動的配信とレスポンシブ・デザインのページは増加しています。
しかし、まだモバイルURLを利用している場合が67%と圧倒的であり、動的配信11%、レスポンシブ・デザインは4%に留まっています。
Update to Mobile Content and SEO Correlation Study for 2013(NATURAL SEARCH AND MOBILE SEO BLOG):http://www.brysonmeunier.com/update-to-mobile-content-and-seo-correlation-study-for-2013/
Stats On Mobile Content & Impact On Google Rankings(Search Engine Land):http://searchengineland.com/stats-on-mobile-content-impact-on-google-rankings-144405